親が子どもにバレエを習わせたり、大人がバレエを始めようとする理由はさまざまです。
その中でも、とくに「日常の所作が美しくなる」という点を重視している人も多いのではないでしょうか。
実際にバレエを習い、一生懸命努力して練習を重ねていけば、日常の所作も美しくなるのは間違いありません。
それではなぜバレエを習うことで所作が美しくなるのでしょうか。
また、バレエを始めることで所作が美しくなる以外でどのようなメリットがあるのか、この記事で詳しく解説していきましょう。
Contents
バレエで所作が美しくなる理由
バレエの練習を頑張っていると、だんだん日常の所作が美しくなってきます。
そもそもなぜそのようなことが起こるのか、説明していきます。
姿勢が良くなるから
バレエは姿勢が基本であり、常に美しい姿勢を保つ必要があります。
バレエの動きやポーズは体幹を鍛えられるものばかりなので、練習を重ねるうちに姿勢が良くなってきます。
猫背だった人も姿勢が改善することで、周囲からは日常の所作がきれいになったと思われるはずです。
指先まで動きに気を遣うから
バレエの動きでは指先まで繊細な動きに気を遣います。
どんなにずぼらだった人でも、バレエを上達させるためには自分の動きや、それに伴った外からの見え方に向き合わなければなりません。
そのような意識で練習を続けていくことで、日常の所作もキレイになっていきます。
自分を美しく見せることにこだわるから
バレエでは、「自分を美しく表現する」ことにこだわらなければなりません。
その意識を持ったまま、日常生活を送れば、生活スタイルも変化します。
他人からの視線を気にするようになることが、所作を美しくするきっかけとなるでしょう。
子どもがバレエを始めるメリットとデメリット
子どもをバレエ教室に通わせようかと考えているパパ、ママも多いかと思います。
そこで、今一度、子どもがバレエを習うことでどのようなメリットとデメリットがあるかを考えてみましょう。
子どもがバレエを始めるメリット
子どもがバレエを始めることで得られるメリットは、主に以下の4点です。
- 体幹が鍛えられる
- 姿勢が良くなる
- 集中力が鍛えられる
- ダンスの基礎が身に付く
子どものうちから体幹が鍛えられたり、ダンスの基礎が身につくので、体育が苦手になることはほとんどないでしょう。
先生から「姿勢がいいね」と褒められたり、器械体操などの授業で他の子ができないような動きができるので、周りの子から「すごいね」などと言われることもあるかと思います。
子どもの自己肯定感を高めるためには、とても有効な習い事だと言えます。
また、レッスンでは自分自身の動きに集中して向き合うことになるので、集中力も身につきます。集中力は学校の授業や、自宅での学習にも役立つでしょう。
子どもがバレエを始めるデメリット
一方、子どもがバレエを習い始めることのデメリットは以下の通りです。
- レッスン料が高め
- ほかのスポーツと両立しにくい
- 美意識を求められる
バレエの一番のネックはレッスン料が高めという点でしょう。ほかの習い事に比べて高額で、特に発表会はお金がかかります。
また、日焼けを防ぐためにほかのスポーツと両立させにくいことや、美意識を求められる点もネックです。
子どもが本気で「やりたい!」という気持ちがないと、簡単に続けられない習い事であることは間違いないでしょう。合っている子にとっては、とことん追求できる習い事なので面白いはずです。
いつから始めると良い?
バレエ教室は、一般的に3歳頃からスクール生の受け入れを開始します。
動きをマスターしやすい9歳~11歳ころまでに基礎を学ぶのがオススメです。
集団の中で先生の指示を聞いて動けるくらいに成長していれば、バレエのレッスンは受けられると思います。1時間程度のレッスンに親と離れても参加できればOKですね。
大人がバレエを始めるメリットとデメリット
子どもだけでなく、大人になってからバレエを始めようという人もいらっしゃるかと思います。大人にとってバレエを始めることにはどんなメリットとデメリットがあるかについても、まとめてみました。
大人がバレエを始めるメリット
大人がバレエを始める主なメリットは以下の通りです。
- ダイエットになる
- 姿勢がキレイになる
- 美意識が高まる
やはり一番は体幹が鍛えられるので、基礎代謝が高まり、ダイエットにつながることでしょう。
バレエを始めて身体を引き締めることができれば、姿勢もキレイになり、スタイルがよく見えるようになります。
また全身への美意識が高まるようになるので、エイジングケアにもつながるでしょう。
大人がバレエを始めるデメリット
一方、大人がバレエを始めることによるデメリットは以下の通りです。
- レッスン料が高め
- レオタードを着なければならない
こちらも、やはりレッスン料が高めなのは覚悟しなければならないポイントです。
また、こちらは気にしなければ問題はないのですが、レオタードを着なければならないところもデメリットに感じる人はいるかと思います。
レオタードが必要なスクールでは、全員着るものなので恥ずかしがる必要はありません。
バレエ教室はほかの人とスタイルを比べる場所ではなく、バレエの練習を頑張るところです。とにかく自分と向き合い、練習に集中するようにしましょう。
ジムなら始めやすい
どうしてもレオタードが難しいということであれば、スポーツジムであれば服装などの制限がなく取り組みやすいと思います。
スポーツジムのバレエプログラムであれば価格も安いですし、一般的なトレーニングウェアで参加できるので気軽です。
まずはスポーツジムで入門してみて、「もっと本格的にレッスンを受けたい」と思えば、バレエ教室に入ってもよいでしょう。
まとめ:バレエできれいな所作を自分のものにしよう
バレエは自分の動きや見た目の美しさに向き合うので、習うことで日常の所作が自然と美しくなるのはまぎれもない事実です。
バレエに取り組むことで、自分の体や動きを俯瞰的に見つめ、磨いていきましょう。
きっと、人生によい影響を与えてくれるはずです。