世界各国には様々な優秀なバレリーナが存在しますよね。
世界一のバレリーナとは、誰なのでしょうか。それに明確な答えは存在しないでしょう。
しかし、世界一候補と言えるようなバレリーナは何人もいます。
そこで、この記事では世界一候補となるようなバレリーナを男女5人ずつ、10人ご紹介します。
ぜひお気に入りのバレリーナを見つけてみてください。
Contents
世界一候補のバレリーナ5選(女性)
ウリヤーナ・ロパートキナ(ロシア)
ウリヤーナ・ロパートキナはマリインスキーバレエという、ロシアで最も古い歴史を持っているバレエ団のプリンシパルダンサーです。
とくに白鳥の演技は世界一と称されており「ロシアの至宝」と称されるほどの実力を持っています。
ウリヤーナ・ロパートキナはワガノワ・バレエ学校を1991年に卒業し、同年キーロフ・バレエ団(現・マリインスキー劇場バレエ団)に入団しました。
「シェヘラザード」「白鳥の湖」などの演技で魅せた類まれな表現力が認められ、’95年プリンシパルになりました。
表現力で魅せるバレリーナです。
スヴェトラーナ・ザハロワ(ウクライナ)
スヴェトラーナ・ザハロワは、類まれなテクニック、高い演技力、舞台で大きな存在感を放って舞台映えするスターダンサーです。
長くて細く美しい手足が特徴的で、とくに「白鳥の湖」オデット役を演じた際は素晴らしい出来で高い評価を受けました。
スヴェトラーナ・ザハロワはウクライナ国立キエフ・バレエ学校でワレーリヤ・スレーギナに指導を受けた後、1995年にワガノワ・バレエ学校に転校。エレーナ・エフテーエワの指導を受けます。
その後、マリインスキー劇場バレエに入団し、97年ソリストに昇格し、活躍しました。
ディアナ・ヴィシニョーワ(ロシア)
ディアナ・ヴィシニョーワは、世界的にもトップクラスの技術と音楽性の高さを兼ね備えたバレエが特徴です。
美しい容姿はもちろんですが、確かな技術に裏付けされた人を惹きつける魅力を持っています。
ディアナ・ヴィシニョーワはワガノワ・バレエ学校でリュドミラ・コワリョーワの指導を受け、同校史上最高の成績を残して卒業しました。
1995年に同校を卒業後、マリインスキー・バレエ団に入団し、翌1996年にプリンシパルに任命され、スター街道を駆けのぼっていったのです。
ポリーナ・セミオノワ(ロシア)
ポリーナ・セミオノワはスレンダーな体型で表現する、尖鋭的なバレエが魅力です。
とくに白鳥の湖のオデット役がハマり役で、高い評価を受けました。
実は日本のCMにも出演した経験のある人気者です。
ポリーナ・セミオノワは、2002年よりベルリン国立バレエ団のプリンシパルを務めていましたが、2012年にアメリカン・バレエ・シアターにプリンシパルとして移籍しました。
移籍後も変わらぬ人気を保ち、活躍を続けています。
ミスティ・コープランド(アメリカ)
ミスティ・コープランドは、世界初の黒人女性プリンシパルダンサーです。
アフリカ系米国人女性が名門バレエ団の首席ダンサーになるのは初めてのことでした。
2009年にはプリンスの Crimson and Cloverという楽曲のPVに出演。2014年には、スポーツブランドの「アンダーアーマー」のCMにも出演するなど人気を博しています。
2000年にニューヨークに渡り、名門バレエ団アメリカン・バレエ・シアターに入団し、2007年にソリストになった人気と実力を兼ね備えた、スターダンサーです。
世界一候補のバレリーナ5選(男性)
マチュー・ガニオ(フランス)
マチュー・ガニオは、舞台で映えるカリスマ性と美貌を兼ね備えたスターダンサーです。
日本にもファンが多く、数回の来日を果たしています。
1992年にマルセイユバレエ学校に入学し、1998年にはバレエ学校の公演で来日を果たしました。
1999年にパリ・オペラ座バレエ学校に編入し、2001年にパリ・オペラ座に入団し、2年でスジェに昇進。世界レベルの人気と実力を兼ね備えたダンサーです。
マルセロ・ゴメス(ブラジル)
マルセロ・ゴメスは演技の幅が広いダンサーで、情熱的でセクシーな色男から悪魔まで幅広くこなします。熱く、激しく、優しく、時にせつなく。見る人を飽きさせません。
リオデジャネイロでバレエを始めたマルセロ・ゴメスは、アメリカに3年間バレエ留学をします。
1996年にローザンヌ国際バレエ・コンクールでエスポワール賞を受賞し、奨学金を得てパリ・オペラ座バレエ学校に留学しました。
’97年アメリカン・バレエ・シアター(ABT)に入団し、2000年ソリスト、2002年プリンシパルに昇進して活躍しました。
ロベルト・ボッレ(イタリア)
ロベルト・ボッレは、ヨーロッパで絶大な人気を持っているスターダンサーです。
「踊るギリシャ彫刻」とも呼ばれる美しい容姿で、数多くのファッション・ブランドのイメージモデルを務めています。
美しい容姿とは裏腹に魂を感じるような情熱的な演技を見せるギャップが魅力です。
ロベルト・ボッレは11歳でミラノ・スカラ座バレエ学校のオーディションに合格し、同校へ入学。
バレエ学校在学中の1990年には、当時15歳のボッレの稽古を偶然見たルドルフ・ヌレエフがその才能を評価。「ヴェニスに死す」の美少年タジオ役に抜擢しました。
1994年、スカラ座バレエ学校卒業と同時にスカラ座バレエ団に入団し、入団2年目の1996年に「ロミオとジュリエット」のロミオ役を演じ、評価を高めました。
21歳でプリモ・バレリーノ(プリンシパル)に任命され、スターダンサーへの道を駆けあがり、活躍しています。
ダニール・シムキン(ロシア)
ダニール・シムキンは、しなやかな跳躍と驚異的なバランス感覚をもった、世界トップレベルの身体能力を誇るダンサーです。
笑顔がとてもかわいらしくて人気もあります。日本でも非常に高い人気を誇っているのです。
ダニール・シムキンの両親はともにダンサーで、バレエを母から個人教授で習いました。
2004年ヴァルナ国際バレエコンクール金賞、2006年ジャクソン国際バレエコンクール・シニアの部金賞を受賞するなど世界の名門コンクールを制覇します。
2008年アメリカン・バレエ・シアター(ABT)にソリストとして移籍。
2010年12月ラトマンスキー新振付「くるみ割り人形」の初演で全幕初主演し評価を高め、2012年よりプリンシパルとして活躍しています。
セルゲイ・ポルーニン(ウクライナ)
セルゲイ・ポルーニンは、全身のバネと見えなくなるような高速スピン、軟体動物のように自在に動く長い手足の美しさが特徴です。
バレエ界の「美しき野獣」と呼ばれています。
セルゲイ・ポルーニンは英国ロイヤル・バレエ史上最年少でプリンシパル・ダンサーとなりましたが、22歳で英国ロイヤルバレエ団を突如脱退しました。
その後、YouTubeに上げた動画が世界的に拡散しました。
その極上の演技はセルゲイ・ポルーニンの魅力を堪能できるとして、非常に高い評価を受け、2500万回以上再生されている超人気動画です。
バレエファンは必見と言ってよいでしょう。
世界一候補のバレリーナはたくさんいる
まだまだここに挙げられないほど、世界一と言っても過言ではないようなバレリーナがたくさん存在しています。
世界で華々しい活躍をするバレリーナはどれも素晴らしいものです。
ぜひあなたもあなただけの世界一のバレリーナを見つけてみてくださいね。