姿勢が悪いと気になっているけど、どう改善していいか分からないと気になっている人も多いかと思います。
正しい姿勢を身につけるには、まず「正しい立ち姿勢」とはどんなものなのかを明確に知ることが重要です。正しい立ち姿勢は3つのポイントを抑えておくだけで簡単に身につけることができます。
そこで、この記事では正しい立ち姿勢のポイントと、身につけるコツを詳しくご紹介します。
Contents
私はどんな立ち方?正しい姿勢のチェック方法
皆が憧れるモデルさん、ため息ものの美しさですが、実はモデルの立ち方は一概に正しい姿勢とは言えません。なぜなら、ビジュアル重視で写真で美しく映える立ち方をしているからです。
ここでは体に負担を掛けない、写真映えよりも健康を重視した正しい姿勢を紹介します。
壁に立つだけ!正しい姿勢のチェック方法
実は壁に背をつけて、あごを引いた状態で立ってみてください。
リラックスした自然な状態で、かかと、ふくらはぎ、お尻、肩、頭が、壁につけばOKです。
どこか一箇所でもつきにくい場合は、日頃から立ち方が悪く、体が歪んでいると言えます。
ふくらはぎが付かない場合が多いので、とくに注意して見るようにしましょう。
崩れた姿勢で多いのは「猫背」
背筋や胸筋が縮んでしまい、猫背の立ち姿勢になってしまう人が多いようです。
背筋を伸ばそうと意識しすぎて、反った姿勢をとってしまう人も多く、腰の筋肉が縮み、お腹が突き出るようになってしまいます。
姿勢が崩れると、長時間立っていられなくなるので、正しい立ち姿勢は重要なのです。
自然に正しい姿勢で立てる!立ち方3つのポイント
1.大きく伸びをして腕を下す
伸びをすることで、本来あるべき体のポジションを取り戻すことができます。
手の甲が目の前に来るように組んで、頭の上にあげましょう。
顔も追っていくようにあげ、天辺までいったら、顔は正面を向いて、手を下ろしてください。
腕は体の脇のラインより後ろに、猫背になっている人は手が太ももの前に出ます。
伸びをした後は、腰に手を当てて肩甲骨を背骨に寄せ、自然に肩回りの力を抜くとよいでしょう。
2.後頭部と背中をまっすぐにする
座るときお尻にのせていた頭の重さは、かかとにのせてください。
頭から土踏まずまで、一本の棒が刺さっているようなイメージで、耳の後ろから肩、くるぶしまで一直線になりましょう。
3.お尻の筋肉を意識し、肛門を締めて立つ
両ひざを正面に向けて、肩に力を入れず、下腹に力を入れて立ってください。
おしりの筋肉である大殿筋を意識し、肛門を締めて立つのが、正しい立ち姿勢をとるコツです。
正しい姿勢で立たないとどんな悪影響があるの?
正しい姿勢で立たないとどのような悪影響があるのでしょうか。詳しくご紹介します。
背骨がゆがんでしまう
筋肉の柔軟性がなくなって筋力が低下し、骨盤を中心とする全身の関節が変形し、背骨がゆがんでしまいます。
背骨がゆがむと、肩こり、腰痛、頭痛を引き起こしやすくなってしまうのです。
血液やリンパの流れが悪くなる
神経が背骨のゆがみで圧迫されて自律神経が乱れ、血液やリンパの流れが悪くなります。
偏頭痛、耳鳴り、目のかすみなどの原因となるので、注意が必要です。
太りやすくなる
悪い姿勢をとり続けると、新陳代謝が悪くなって、老廃物が排出されにくくなります。
老廃物が排出されにくいとむくみやすくなったり、脂肪がつきやすくなってしまうことで、肥満になりやすくなるのです。
集中できずにすぐ疲れる
深い呼吸ができず酸素供給が減ると、頭がボーッとして、なかなか集中できなくなります。酸素供給が少なくなることも、悪い姿勢のデメリットなのです。
また、頭や上半身を骨盤で支えず、上半身の筋肉のみで支えようとするので肩こりや腰痛を起こしやすく、疲れがたまりやすくなります。
正しい姿勢で立つのは健康のために重要
正しい姿勢をとるだけで、見た目にも若々しく映りますし、つくべき場所に筋肉がつくようになり、美しいスタイルへと近づけます。
また、正しい姿勢で立てるようになると疲れにくくなり、仕事に集中しやすくなるのです。
姿勢は健康のためにも非常に重要な意味を持つものなので、ぜひ正しい立ち姿勢を身につけるようにしましょう。