ベテランでも練習を続けるほど重要!バレエの基本姿勢の種類と方法

バレエの基本姿勢はベテランの人でも「完璧」を追い求めて、練習を続けます。

基本姿勢はバレエ全体に大きく影響するため、バレリーナにとって重要なのです。

そこで、この記事ではバレエの基本姿勢の種類と、基本姿勢をとるコツについてご紹介します。

バレエの基本姿勢はなぜ重要?

バレエの基本姿勢が重要な理由は、主に以下の3点です。

  • 体を痛めないようにする
  • 正しく筋肉を使えるようにする
  • 美しく見せるため

基本姿勢が重要な理由として、まず第一に体を痛めないようにすることです。

間違った基本姿勢でバレエに取り組むと、けがをしてしまう可能性が高くなります。

また、間違った筋肉の使い方をしてしまい、余計な負担を与えてしまうこともあるのです。

基本姿勢を正しくマスターしないと、見た目の美しさはもちろん、体も全て崩れてしまいます。バレエにおいて基本姿勢は重要なのです。

バレエの基本姿勢の立ち方とアンディオールの方法

バレエの基本姿勢にはいくつか種類があります。

その中でも初心者に重要な、6番ポジションと1番ポジションをご紹介します。

バレエの基本姿勢の立ち方とは?

バレエの基本姿勢の立ち方とは、6番ポジションのことです。パラレルとも呼ばれます。

バレエの基本姿勢は、まっすぐに立つパラレルが基本なので、まずはこれを正しくできるようになりましょう。

頭からかかとまで一本のひもが通って、つるされているようなイメージを持つようにしてください。つま先をまっすぐに揃えて立ち、頭頂、耳たぶ、肩、股関節、膝のお皿の内側、うちくるぶしの前を一直線にするように心がけましょう。

基本姿勢で立つコツ

基本姿勢で立つには、まず骨盤を床に垂直にしてください。

前傾するとお尻が出て、後ろに傾くと下腹部が出てしまいます。

脚が床に吸い付いているようなイメージで、踵と親指、薬指の付け根で床を押してください。そうすると、自然と筋肉が伸びます。

良い姿勢をとろうと意識しすぎると、肩甲骨が閉じて反り腰になってしまうことがあります。

肩を下げるように意識し、肩や背中の力を抜くようにして、肩甲骨を開きましょう。

基本姿勢で立てたらアンディオールに挑戦

アンディオールとは、身体を外に回して使うことです。

アンディオールはバレエの基本ルールなので、正しく習得することはとても重要です。

6番ポジションから両足をアンディオールした状態を1番ポジションと呼び、まずはこれに挑戦してみましょう。

①太ももを股関節から外に回す

②膝をまっすぐに伸ばす

③かかとを内側にしっかり合わせる

初心者はまず、90度くらい足を開けるように頑張りましょう。最終的には180度を目指してください。

脚を開くときは足全体を外に向け、膝とつま先が同じ方向を向くようにします。両足の太ももの内側からかかとまで隙間なくくっつけるのが理想です。

1番ポジションは基本ですが、180度完ぺきにやるのは難しく、ベテランでも常に上達のために練習する姿勢となります。

初心者はまず、アンディオールした状態で姿勢を崩さず、まっすぐ立てるように練習しましょう。

バレエの基本姿勢!脚の基本ポジション2番~5番を解説

脚の基本ポジションの2番ポジションから4番ポジションをご紹介します。

脚を開く「2番ポジション」

①1番ポジションから足を1.5個分開く

②重心を真ん中に置く

2番ポジションは1番ポジションから少し足を開いた姿勢です。どちらかの軸足に傾かないように注意しましょう。

脚はアンディオールし続け、姿勢はそのまま維持してまっすぐ立てるように練習してください。

脚を前後に重ねる「3番ポジション」

①1番ポジションのまま、左足の前に右足を置く

②右足のかかとを左足の土踏まずあたりまで重ねる

③右足のかかとの外側と左足のかかとの内側をくっつける

脚を前後に重ねるのが3番ポジションです。

左と右の前後が逆の3番ポジションもあります。

脚はアンディオールし続け、姿勢を崩さないように注意しましょう。

脚を重ねて縦に開く4番ポジション

①1番ポジションで右足を前に出す

この時、脚が縦に一足入るくらい開けてください。

②両足が横に完全に重なるようにする

※前後の足の横の位置はバレエ団によって異なります。

重心は3番ポジションの時よりもやや前にします。

足が寝るとねんざの原因になるので、床に吸い付いた状態を崩さないようにしてください。

脚を重ねてくっつける5番ポジション

①1番ポジションで右足を前に出す

②右足の内側と左足の外側をくっつける

③両足が横に完全に重なるようにする

5番ポジションは基本ポジションの中で、最も難しいポジションです。初心者はけがをする危険性もあるので無理にやらないでください。

最終的にはしっかり覚えるように段階を踏んで練習すれば大丈夫です。

つま先だけで外を向かせるとけがの危険性があるので注意しましょう。

バレエの基本姿勢!腕の基本ポジション

初心者の段階から身に付けたい腕のポジションは3種類あります。

<腕の基本ポジション>

・アンバー:両腕を卵型の輪にして、下げた状態

・アンナバン:両腕を卵型の輪にして、胸のやや下に出した状態

・アンオー:両腕を卵型の輪にして、上げた状態

アンナバンを行うときは、丸くボールをやさしく抱えるイメージを持つと上手にできます。

アンオーを行うときは肩まで上がらないように注意し、腕を柔らかく保ってリラックスしましょう。

他にも、アラセゴンやアロンジェという言葉も使われます。

・アラセゴン:両腕を横に広げた状態。「横へ」という意味でレッスン中にもつかれる言葉。

・アロンジェ:両腕を指から引っ張られているように腕を伸ばした状態。

バレエの基本姿勢は上達のために重要

バレエの基本姿勢は、ベテランでも何度も練習する奥の深い動きです。

初心者はまずまっすぐ立てるようにしっかり練習をするようにしてください。

基本の動きは独学で正しく覚えるのは困難。自分のクセを正しく指摘してもらうためにも、スクールに通って基本をしっかり覚えるのが大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です