バレエ教室の月謝を見て「続けられるかな?」と考えている人も多いかと思います。
しかし、バレエ教室で発生する費用は月謝だけではありません。
バレエの発表会への参加費用でも、別途かなりの金額を支払わなければならないこともあります。
この記事ではバレエ発表会になぜそこまで費用がかかるのかというところから、相場や内訳などについても詳しく解説していきましょう。
Contents
バレエ発表会にはなぜ費用がかかるのか?
バレエ教室の発表会は、これまでの練習を発表するための貴重な機会です。
一生懸命バレエ教室に通っている生徒であれば、誰でも「参加したい」と思うものでしょうし、バレエ教室も発表会を目標に練習を重ねています。
バレエは「本番」があることで、上達するのです。
そのため、バレエ教室も発表会に参加する前提でレッスンを行っていきます。
しかし、バレエ教室の費用は月謝とは別に費用が掛かります。発表会を開催するためにはさまざまなお金がかかるのです。
バレエの発表ができるような広い会場を借りる必要がありますし、衣装の準備も必要なのです。
「高額過ぎるのではないか?」と疑問に思うかもしれませんが、実際にバレエ発表会を開催するためにはお金がかかります。
生徒でお金を出し合うことで、バレエ発表会を実現させている背景があるのです。
バレエ発表会の費用の相場・内訳は?
バレエ発表会で月謝とは別に費用が掛かる理由についてはご理解いただけたかと思います。
実際にどれほどの費用がかかるのか、相場を見ていきましょう。
バレエ発表会の費用の相場
バレエの発表会費用は4万円~10万円程度が相場です。
上達してくると発表会中のソロの出番が増えていくので、発表会費用が高額になってくることが想定されます。
バレエにかかる費用は本人の上達具合によって、出番が変わっていくのに伴い、必要な費用も変動します。
また、毎年、発表会の会場やゲストの変更など、そのときの状況で変わることも多いため、毎年の費用が一定ではありません。
バレエ教室の生徒が少ない年にあたってしまうと、1人当たりの負担額も増えてしまうので、バレエ発表会の費用は高くなってしまいがちです。
バレエ発表会の費用以外の出費
バレエ教室の発表会は、発表会そのものの費用以外にもお金がかかる場合もあります。
たとえば、バレエの発表会に備えてタイツなどの消耗品を調達したり、メイク道具を買いそろえることもあるでしょう。
また、教室によっては先生やゲストへの謝礼以外に「お礼」を包む習慣もあります。
このような出費なども合わせて予算として考えなければなりません。
バレエ発表会費用の内訳
バレエ発表会の費用について、それぞれの内訳を解説していきましょう。
- 会場費
バレエの発表会はホールをレンタルして開催します。ここで大きく影響するのが、会場を借りる日数です。
たとえば、ゲストでプロのバレリーナを招いた場合、前日リハーサルを行う場合があります。その場合は、会場使用料が2日分かかるのです。
また、音響や照明などのステージ演出のスタッフの費用もかかります。
バレエ発表会の費用でもっともお金がかかる項目と言ってもいいでしょう。
- ゲストに渡す謝礼
バレエの発表会ではプロを呼んで、実際に演目に出演してもらうことが多くあります。
どれほどメジャーなゲストを呼ぶか、もしくは演目が難しければそれだけ練習が必要となってくるので、支払う謝礼も変わってきます。
1人あたり数万円のケースから、10万円以上かかるケースもあるのです。
- 衣装代
衣装は購入するのではなく、原則レンタル品を使用します。
一度の発表会でたくさんの演目に出演する場合は衣装が多く必要となるため、衣装代はどんどん高くなるでしょう。
発表会に備えて、シューズやアンダーウェアなどを新しく買い替える必要も出てくるかもしれません。そういった点も確認して、予算を考えなければなりません。
- メイク用品
バレエのメイクは普段のメイクとは大きく異なります。ドーランを塗りますし、アイメイクにラメやパールが入ったものは使いません。
指定のメイク用品を定めているバレエ教室も多いようです。
- 先生に渡す謝礼
バレエ教室によりますが、親が独自にバレエ教室の先生に謝礼を渡す習わしになっているところがあります。各教室によって現金の場合もあれば、お花や商品券などの場合もあるようです。
先生に渡す謝礼については先生には聞けないので、同じ教室に通っている保護者と仲良くなったタイミングで尋ねてみるようにしてみてください。
- 写真、ビデオ代
子どもが集中して演目に取り組めるように、会場内での写真やビデオ撮影は禁止としているバレエ発表会も少なくありません。
その場合、写真やビデオはプロの業者が撮影したものを購入することになります。
バレエ発表会の費用が高すぎて出たくない場合は?
バレエ発表会の費用があまりに高すぎて出たくない場合、どのような方法があるのでしょうか。バレエ発表会を回避する方法をお伝えします。
スポーツクラブやカルチャーセンターに通う
そもそも、バレエはバレエ教室以外でも習うことができます。
スポーツクラブやカルチャーセンターのスクールでバレエを習えば、発表会はないので、費用が安くなるでしょう。
レッスンのクオリティは落ちるかもしれませんが、バレエを続けることは可能です。
発表会を前提としないコースを選ぶ
バレエ教室の中には「ビジネスコース」などといった発表会のないコースがあります。
そういったコースを選んで、バレエ発表会を回避するのも一つの方法です。
費用は掛かるがバレエ発表会は目標となる晴れ舞台
バレエ教室の発表会は、別途に多額の費用はたしかにかかります。
しかし、バレエは人に見られてこそ意味があるのです。
ステージの上に立って、多くの観客に見守られながら踊る経験こそがバレエを習う意味があるというもの。
やみくもに練習するのではなく、「発表会」という目的があるからこそ、技術を吸収できるという側面も大いにあります。
費用は掛かりますが、それも月謝のうちと捉えてコツコツ貯金をするなど、家族で発表会を支えたいですね。