バレエを子どもに習わせようか検討している人は多いかと思います。
しかし、実際にバレエを習うとどのようなメリットがあるのでしょうか？
レッスン料は決して安いわけではありません。
レッスン料に見合うようなメリットは本当にあるのかどうか、気になる人も多いだろうと思います。
そこでこの記事では、子どもが習い事でバレエに取り組むことで、どのようなメリットがあるのかを解説していきましょう。
Contents
習い事としてのバレエのメリット①挨拶ができるようになる
バレエ教室では、レッスンの始まりと終わりに「レヴェランス」というバレエ式のお辞儀を行います。
子どもが行う「レヴェランス」は基本的なもので、そこまで難しい動きではありません。身体を正面に向け、片足を後ろに引いて、少しを身体をかがませるようなお辞儀です。
難しい動きはありませんが、この「レヴェランス」の動きをするのが好きだという子どもは多く存在します。
このレッスン前後の「レヴェランス」を通じ、先生への挨拶や礼儀を「習慣」として、身体に馴染ませられるようになるのです。
バレエ教室は、子どもが挨拶や礼儀を自然と身につける場所として適切だと言えます。
習い事としてのバレエのメリット②姿勢が良くなる
姿勢が良くなることも、バレエの重要なメリットの一つです。
バレエの動きを正しく行うには、キレイな姿勢を保つことが必須となります。
姿勢への意識が自然とできるようになるので、日頃の姿勢も良くなってくるのです。
また、正しい姿勢を保つために重要な体幹も鍛えられます。
体幹が鍛えられることで、姿勢が崩れにくくなるでしょう。
子どもの頃から姿勢がいいと、大人からよく誉められます。
子どもの自己肯定感をはぐくむうえでも役立つはずです。
習い事としてのバレエのメリット③協調性が身につく
バレエのレッスンは団体行動です。
言われたことを聞く習慣が身についていなかったり、自分の好きなように動いてしまう子どもの方が多いので列をひとつ作るにしても、なかなか揃えるのは難しいのです。
周囲の状況を確認し、周囲の状況に合わせて自分はどんな行動をとるべきなのかを考える習慣が、日頃のレッスンからも育まれることでしょう。
また、発表会のために準備していく過程で、動きを揃えなければなりません。
うまく踊るだけではだめなのです。
前身に神経に集中させ、周囲と息を合わせて踊ることが求められます。
みんなで力を合わせていいものを作ろうとする意識が芽生えますし、実際にステージで成功した体験は子どもを大きく成長させてくれることでしょう。
その経験は学校生活でも生きますし、集団での協調性を周囲に伝染させるリーダーのような役割を果たせるような子どもになる可能性もあるはずです。
習い事としてのバレエのメリット④柔軟性や強い体幹が身につく
バレエのレッスンには、足を開いたり、体の柔軟性が求められる動きが数多くあります。
そのような動きを練習したり、ストレッチを行っていく過程で、必然的に身体の柔軟性が養われるのです。
また、片足で立ったまま様々な動きをするなど、体幹の強さが必要となる動作も多いため、インナーマッスルが鍛えられます。
このように、バレエで柔軟性が身についたり、体幹が鍛えられると、さまざまなスポーツにおいて身体の動きが安定します。
そのため、体育の授業でも他の子よりできる動きが多くなるので、遅れを取る可能性は少なくなるはずです。
体育の授業で他の子よりいろんな動きができる自分に気がつけば、体育の授業が好きになるのはもちろんですが、自己肯定感を育むことにもつながります。
習い事としてのバレエのメリット⑤自分の見られ方を良くする意識が身につく
バレエは美しい動きを追求するものです。
自分の動きと向き合い、どうすれば美しい動きができるのかを考えながら、練習していきます。
少しでも自分が美しく見られるように、練習を重ねていきます。
幼いころから自分を俯瞰的に見つめ、他者から美しく見られるために自分を磨いていくことができるのです。
その過程で大人になっても役立つような、美意識を育めます。
バレリーナだけではなく、ダンサーやタレントなど、人の前に立つ職業につくための素養が養われるのが特徴です。
習い事としてのバレエのメリット⑥ダンスが得意になる
バレエは音に合わせて動くので、正確なリズム感が身につきます。
また、他の子と動きを合わせるという場面も多くなるでしょう。
自分の思い通りに身体を動かせる能力も持っています。
リズム感と協調性は、ダンスをするうえで非常に重要な部分です。
それに加えて、自分が思った通りに身体を動かすことができるので、バレエを習っている子供はダンスがとても上手になります。
ダンスは学校の運動会などでも披露する場面があり、そんな機会に輝けます。
また、ダンスはパフォーマーとしての素養に直結するので、将来的に様々な分野で活かせる財産となります。
習い事としてのバレエのメリット⑦肝が据わる
子どもの頃から「本番」を経験していて、慣れているというのはとても役立ちます。
本番のためにどんな準備をしておく必要なのかを知っていて、失敗が許されない本番という舞台にも慣れているわけです。
小さなころから人前に立つのになれていれば、様々な舞台で緊張することがなくなります。
大舞台で大きな力を発揮できるような人間に育つ可能性があるのです。
子どものこれからの人生には様々な「本番」があります。
バレエのステージはもちろんですし、運動会の本番や発表会の本番、また高校受験や大学受験などもあるでしょう。
そんな時に、肝の据わった人間に育っていれば、失敗する可能性は低くなるのではないでしょうか。
まとめ：習い事でバレエをやるのはメリットがたくさんある
バレエを習うことで享受できると考えられるメリットは以下の通りです。
- 挨拶ができるようになる
- 姿勢が良くなる
- 協調性が身につく
- 柔軟性や強い体幹が身につく
- 自分の見られ方を良くする意識が身につく
- ダンスが得意になる
- 肝が据わる
このように今後の人生で役立つような、様々なメリットがあるのです。
レッスン料に見合う価値は十分にあるのではないでしょうか。
興味のある方は、まずはぜひ体験レッスンなどからチャレンジさせてみるとよいでしょう。
