ヨガでアンチエイジング!すぐできるカラダチェックと老化予防ポーズ

 

ヨガに取り組むと姿勢が良くなったり、若々しく見えたり、アンチエイジングに役立つことを知っているという人は多いかと思います。

ヨガ教室に通わなくても、日々の習慣として取り組める簡単なヨガポーズをお伝えします。

自分の体の状態を知るカラダチェックもお伝えするので、参考にしてみてください。

ヨガとはどんなもの?

ヨガとは体操やストレッチのようなものだと考えている人も多いかと思いますが、その考え方は完全に正解だとは言えません。

ヨガとはカラダだけでなく、心の安定を図るためのものでもあるからです。
ヨガのポーズに集中して取り組むことで、自分の心と向き合い、ストレスや雑念を取り払うことができます。

また、ヨガのポーズが上手にとれるかとれないかで、カラダの不調や変化にも気づきやすくなります。

ヨガのポーズは単なる体操やストレッチではなく、自分のカラダや心と対話する手段とも言えるのです。

ヨガがもたらすアンチエイジングへの効果とは

ヨガのポーズにチャレンジすることで、老化する自分への意識改革と肉体改革を目指すことができるようになります。

具体的にはどのようなアンチエイジング効果をもたらしてくれるのかを詳しくご紹介します。

カラダ本来の力を引き出す

日常生活で行わないヨガのポーズをとることで、カラダの各部位が本来持っている能力を発揮できるようになります。

できなかったポーズができるようになっていくことで、自分がこれまでできないと思った動きができるようになっていくのです。

年齢に逆行してできることが増えることで、自分に自信を持つことができ、生活にハリも出てきます。

筋肉や関節の柔軟性を向上させる

ヨガのポーズで普段使わない筋肉や関節を使うため、からだが柔らかく、しなやかになります。

ヨガには筋肉を収縮させることと、筋肉を伸ばすことの両方の動きが含まれています。関節の滑液の循環をよくするので、関節の動きがよくなっていくのです。

ゆっくりと筋力トレーニングができる

ヨガはポーズをとるときに自分の体重を支えなければならないので、自分の体重を負荷にした「自重トレーニング」でもあります。

片足でバランスを取っている間は50~60キロのウェイトの負荷を片足にかけている状態と同じです。

また、ヨガは筋肉だけでなく関節にも負荷をかけることができるので、強い関節を手に入れこともできます。

自分のカラダを楽に支え、上手に操ることができるようになるでしょう。

メンタルバランスが安定する

ヨガではポーズをとるときに呼吸を止めてはいけません。そのため、ヨガに取り組む人は呼吸への意識が高まります。

呼吸にはメンタルバランスを整える役目もあるので、自分の精神状態や日常生活のストレスを呼吸によってコントロールできるようになっていくのです。

また、ヨガのポーズの練習は現状の自分を受け入れることのトレーニングにもなります。

自分自身を客観視することの練習にもなるので、感情的にならずに冷静に自分を見つめられる大人へと近づくことができるというメリットもあるのです。

ストレス解消やリラックスに繋がる

ヨガで大きな動作や呼吸をゆっくりと行うことで、リラックスすることができます。

無心になってゆっくりとした動きに集中することで心が解放され、適度に筋力を使うことでカラダは心地よい疲れに包まれるのです。

ヨガによって、心とカラダを日常の暮らしでは感じることのできない真のリラックス状態に持っていくことができます。

どんなでアンチエイジング対策が必要?ヨガでわかるカラダチェック

ヨガのポーズをとると、できるポーズとできないポーズがあるはずです。

自分ができないポーズが見つかったら、どうすればできるようになるのか、そのポーズと向き合ってください。

そうすることで、自分自身にどんなアンチエイジング対策が必要なのかを知ることができます。

そんなチェックの指標となるようなヨガのポーズをご紹介します、

片足立ちのポーズ(立ち木のポーズ)

通称「立ち木のポーズ」と呼ばれる、片足立ちのポーズを紹介します。
カラダのバランス感覚をチェックすることができるポーズです。

<ポーズのとり方>

  1. 足の指をしっかり開いて両足で立つ
  2. 片足に体重を移動させ、もう一方のかかとを上げる
  3. 徐々に足を引き上げ、足裏と内股を押し合う
  4. 胸の前で合掌
  5. まっすぐ一点を見つめ、手を天井に伸ばす

※軸足の膝は伸ばし、お尻が後ろに突き出ないように注意する

このポーズをとったときにこんな感覚があったら、あなたのバランス感覚は損なわれていると考えてよいでしょう。

  • 体がぐらぐらする
  • 呼吸が止まる
  • 倒れてしまう

このポーズがとれない方はからだの軸の安定、骨盤のゆがみなどがある可能性があります。

また、心の面では集中力が弱いということも考えられるのです。

そのような方は、このポーズを練習していくことで、カラダのバランス感覚は改善されていきます。

四つん這いで伸びをするポーズ(犬のポーズ)

通称「犬のポーズ」と呼ばれる、四つん這いになって伸びをするポーズをご紹介します。
このポーズをとることで、自分のカラダの柔軟性を確かめることができます。

<ポーズのとり方>

  1. 手の指をしっかり開き、腕立て伏せの姿勢になる
  2. 膝を曲げて手でマットを押しながらお尻を天井に上げる
  3. 背中と腰の伸びを維持し、膝をできるだけ伸ばす
  4. 頭はリラックスし、肩甲骨を横に広げる
  5. かかとをマットにつける

もし、このポーズをとるときに、以下のような感覚があったら、カラダの柔軟性が損なわれていると判断してよいでしょう。

  • 膝裏が痛い
  • ふくらはぎが痛い
  • かかとがつかない
  • 膝が伸びない
  • 腰が丸くなってしまう
  • 肩や首がつまる感じがする
  • ゆっくり深い呼吸ができない

以上のような感覚がある場合は、筋肉がかたくなっているか、そもそも運動不足である可能性が高いと思われます。

また、精神面では緊張状態にあるのかもしれません。

これらの状況は犬のポーズを練習することで改善されるので、ぜひ自分と向き合いながら練習してみてくださいね。

すぐできる!アンチエイジングに役立つヨガのポーズとは?

今日からすぐに実践できるアンチエイジングに役立つヨガのポーズを紹介します。

バランスを取り戻すヨガのポーズ3選

先述の「立ち木のポーズ」がうまくできなかった人におすすめのポーズです。

①胸を開くポーズ

  1. 足の親指をくっつけて直立する。
  2. カラダの重心を足にかけ、両腕を体の横に垂らす。
  3. 大きく息を吸いながら、両腕を横からゆっくり上げて、胸を開く。
  4. 目線を親指に向ける。
  5. 息を吐きながら、両腕を横からゆっくり下ろす。これを繰り返す。
  6. このポーズで胸を開くことで、肩の緊張をほぐすことができます。

とくに肩こりで悩んでいる人におすすめです。

②カラダを伸ばすポーズ

  1. 腰に手を当て、足をそろえて直立する。あごを少し引いて、まっすぐ前を見る。
  2. 片方の足を後ろに下げ、前の軸足に体重をかける。下げた足はつま先立ちになる。
  3. 肩の力を抜き、両腕を前方に伸ばすと同時に、後ろに下げた足を浮かせる。
  4. 指先から足先まで地上と水平に一直線になるように伸ばす。

このポーズはカラダを伸ばすことで背筋を鍛えることができます。

背筋を鍛えると、日常生活で腰への負担を感じることが減り、腰痛が楽になることもあるのです。

③片足で立つポーズ

  1. 足を腰幅に開いて直立する。
  2. 手を腰に当て、型の力を抜く。
  3. 息を吸いながら片足を上げ、上げた足と反対側の手でひざの外側に手を当てる。
  4. カラダをねじり、ひざを持っていない方の手を、まっすぐ水平に後ろへ伸ばす。
  5. 目線を後ろに伸ばした手の方向を見る。

このポーズは股関節やひざの関節を強くすることができます。
安定して立てるように練習することで、バランスよく鍛えることが可能です。

柔軟性を取り戻すヨガのポーズ

先述の「犬のポーズ」がうまくできなかった人におすすめのポーズです。

①肩の緊張をほぐすポーズ

  1. 肩幅より広く足を開き、手を腰に当て、目線はまっすぐ前を向く。
  2. 手を後ろで組んで、肩甲骨を寄せる。
  3. 息を吸ってから、背筋を伸ばす。
  4. そのまま、息を吐きながら前屈する。
  5. 5呼吸ほどしたら、手をほどいて腰に当て、ゆっくりと起き上がる。

肩を重力から解き放つことで、肩の緊張感をほぐしてくれる役割があります。

肩をさかさまにすることで、これまでどれだけの負荷がかかっていたか気づくことができるでしょう。

②腰を伸ばすポーズ

  1. 足首をくっつけて直立する。
  2. 目線はまっすぐ前を向いて、肩の力を抜いて、両腕を下に垂らす。
  3. 息を吸いながら、両腕を横から頭上へ上げ、胸を開く。そのまま両手を合わせる。目線は指先を見る。
  4. スクワットをするときのようにひざを曲げ、お尻を後ろに引く。腰は丸めず、背骨を伸ばして姿勢を保つ。

曲がりがちな腰をまっすぐに伸ばせるポーズです。
普段猫背で過ごしている人は、腰を伸ばすことで姿勢改善につながります。

③前屈のポーズ

  1. 背筋を伸ばして直立する。
  2. 息を吸いながら、両腕を横から頭上に上げて、手を合わせる。
  3. 手を前に下ろしながら前屈する。
  4. ひざを少し曲げてもいいので、おでこをひざにつける。目線はゆっくりつま先へ向ける。

前屈をすることでお腹の肉が寄せられ、どれだけお腹がぽっこりすることを客観視することができるポーズです。

お腹を引き上げて、内臓の動きを活発にするようなはたらきもあります。

ヨガでバランスと柔軟性を取り戻すアンチエイジングができる

年をとるにつれて、カラダが言うことを聞かなくなる原因は「カラダのバランスが偏っている」か「カラダの柔軟性を失っている」ことです。

ヨガはカラダのバランスと柔軟性を取り戻すことができるので、アンチエイジングに役立ちます。

自分のカラダを使うことなく、向き合うこともないのであれば、カラダは老化へ向かって一直線に進んでいくだけです。

遅すぎるということはありませんので、今すぐにこの記事で紹介したポーズにチャレンジしてみてください。そこから、あなたのアンチエイジングが始まります。

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